スニーカーが加水分解するのはなぜ?原因や防止方法を調査
スニーカーをコレクションしている人なら直面する、加水分解問題。
加水分解が起こると、ソールがボロボロに砕けたり、ドロドロに溶けたりしてしまうので、スニーカーマニアにとっては恐るべき現象の1つです!
今回は、この加水分解がなぜ起こるのか、その原因を詳しくご紹介します!
また加水分解を防止するテクニックや、もし加水分解が起きてしまった場合の修理方法も調査します!
引用元:photoAC
目次
スニーカーが加水分解するのはなぜ?
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まず加水分解とは、スニーカーを長期間保存することによって起こる劣化現象のことです!
加水分解が起こるとソールが砕けたり取れたりするため、履ける状態ではなくなってしまいます!
表面のパーツであるアッパーも剥がれたりする場合もあり、原型を留めなくなってしまうことが多いです!
加水分解の原因は水。
スニーカーのソール部分には、主にポリウレタンやEVAといった物質が使われていますが、これらは水分に弱い性質を持っています。
この物質が空気中に漂う水分を吸収することで、分解反応を引き起こし、ソールがボロボロに崩壊してしまうのです!
スニーカーはどれくらいで加水分解する?
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スニーカーのブランドやモデルによって様々ですが、主に加水分解は3〜5年前後で始まるようです!
早いと2年程度で加水分解が起こってしまうケースも。
これはソールに使われているポリウレタンが、3〜5年程度で劣化していくからです!
また、スニーカーは製造された時から加水分解が始まっています!
そのためスニーカーを買う際は、「いつ製造されたのか?」というところに注目するのがポイント!
新品でも製造されてから年月が経っている場合、買ったのにすぐ加水分解が起きてしまった・・・なんてこともあるので注意が必要です!
加水分解しないスニーカーってある?
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ちなみに、そもそも加水分解が起きないスニーカーというものもあります!
それは、ソールがほぼ全てラバー(ゴム)で出来ているモデルです。
ラバーは空気中の水分と触れても分解反応が起きづらいため、劣化する可能性はかなり低いと言われています!
ソールがラバーで出来ているスニーカーといえば、
・ナイキのダンク
・アディダスのスタンスミス
・コンバースのオールスター
などが挙げられます!
ソールがラバーで出来ているモデルは、フラットで硬めの履き心地のものが多いです!
こうしたモデルは長く履けるのでおすすめです!
【加水分解を防止する方法】①定期的にお手入れをする
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自分のお気に入りのスニーカーは、やっぱり長く持っていたいですよね!
ここからは、なるべく加水分解を起こさないよう、今からできる方法をご紹介します!
まずは、コンスタントなシューケアです。
靴用のブラシでほこりを落としたり、専用の洗剤でスニーカーを洗うことで、汚れを定着するのを防ぎます!
また、新品や洗い立てのスニーカーには、防水スプレーをかけるのは必須!
汚れが付くのを防ぐだけでなく、空気中の水分が触れるのを防ぐこともできるのでおすすめです!
【加水分解を防止する方法】②シューズキーパーを使う
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2つ目は、シューズキーパーを入れるということです!
ここでポイントなのは、木製のものを入れるということ!
木製は、スニーカーの中に溜まっている水分を吸収し、加水分解を遅らせてくれます!
また、シューキーパーを入れることで、スニーカーの形も保つことができます!
安価なものでも良いので、まずは入れてみましょう!
【加水分解を防止する方法】③プラスチックバッグを入れる
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3つ目はプラスチックバックを使うということです!
スニーカーをプラスチックバックに入れることで、外の空気に触れるのを防ぎます!
また余裕があれば、中にシリカゲル乾燥剤を入れるのがおすすめ!
プラスチックバッグの湿度を抑えてくれます!
ちなみにシリカゲル乾燥剤がアッパーに触れると、その部分が黄ばんだりするので、ソールの下に入れるのが大切です!
【加水分解を防止する方法】④ボックスに収納
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最後に、スニーカーが入ったプラスチックバックを、さらにボックスの中に入れて収納します!
ボックスはプラスチック製のものがおすすめです!
湿度が少なく、直射日光が入らない場所で保管しましょう!
ちなみに、スニーカーは全く履かず保管し続けるより、ある程度履いた方が加水分解はしにくいです!
これは、スニーカーを履くことでソールに圧がかかり、ソールに含まれた水分が押し出されるからです!
そのため、適度にボックスから出し、履いてあげることも大切です!
加水分解したスニーカーは修理できる?
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スニーカーを大事に保管しても、加水分解してしまった・・・!ということはあるはず。
加水分解したスニーカーは、状態によっては修理ができるものもあります!
基本的に修理対応してくれるお店に持ち込みましょう!
ちなみに、ソールとアッパーが剥がれている場合は、自分で強力接着剤を使い貼り付けるという方法もあります。
ただ、一度は貼りついたと思っても、接着が弱く、歩いている途中でソールが取れてしまうこともあります!
まずは、プロに相談するのがおすすめです!
まとめ
いかがでしたか?
スニーカーマニアなら気になる加水分解問題ですが、ケアを怠らなければ防止することも可能!
お気に入りのスニーカーを長く履くことができるよう、皆さんも正しい防止方法にチャレンジしてみては?